旅に出た1月中旬、ダッカの大気汚染は普段にも増してひどかったから、空港での長い待ち時間のことを考え、マスクをして出かけた。

その後、アジアでは新型コロナウイルス騒動が深刻化し、私たちが2月上旬に入ったタイでは、街じゅうにマスク姿の人があふれていた。

店でマスクを買おうにもとっくに品切れという感じだったが、私たちにはダッカから持ってきた強力ツールあり!

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と真っ黒クロ助できめていた。

アルコール消毒液もまったく見つからず、ダッカから持参したやつが少なくなるにつれひやひやしたが、なんとか最後までもってくれた。

以前から旅行に出るときはアルコール手拭き&除菌ウエットティッシュを必携品にしており、これはバイキンの一大繁殖地として知られる
  •  飛行機の座席まわり(ひじ掛け・シートベルト・テーブル・リモコン)
  •  ホテル客室の手に触れる部分(とくに電話機とリモコン)
の消毒のためだったが、今回は外出中のこまめな手の消毒にも役立ってくれた。場合によっては食堂のテーブルも拭いた。


そんなふうに頑張っていても思わぬ方角から矢が飛んでくる旅になってしまったが、ヤラレっぱなしだったわけではなく、ちゃんと所期の目的を達成した部分もある。

トルコでいいランプを見つけた。

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色ガラスを組み合わせたあのエキゾチックなやつを売る店は多く、大小さまざまなデザインを見て歩くだけで楽しい。

有名なグランドバザールにはランプ店も多く、見くらべるのに便利ではあるが、ここでの購入はあまりお勧めしない。

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   泣く子も黙るグランドバザール

ブランド力のせいだろう、値段が外部の店のほぼ2倍という感じだった。

値段交渉はアリだし、最初から50%引きの札をかかげる店もあるから、うまくやれば高い買い物ではないかもしれない。

だがもうひとつ問題があって、それは品のいいランプになかなか出会わないこと。

グランドバザールはかなり歩いたが、いかにも土産物じみたものばかり。観光客のテンションで飛びつきたくなるものはいくつかあったが、自分の部屋に置かれた状態を冷静に思い浮かべるにつけ、コリャアカンとなることの繰り返しだった。


いろいろ見て歩くうち、だんだんと目が肥えてくるというか、自分が求めるものがわかってくる。

下の写真は新市街のイスティクラル通りにある専門店で、なかなかいいものを売っていた。

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数個のランプをつらねた豪奢なものも悪くない。ただしわが家にフィットするかどうかは別で「すんごく綺麗だけど銀座のクラブ風やね」「こっちのは赤坂」などと言いながらお勉強。

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意外だったのは、モノトーンのやつが渋くていいこと。

こういうのは色つきが複数あるなかに置いてこそ映えるものだろうから、うちにはまだ早い。

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だが将来にむけての戦略が見えてきたようで楽しかった。


さんざん歩き回っても気に入ったものに出会うことなく、最後の晩をむかえてしまった。

フォーシーズンズホテルの近所まで来たとき「ここで最後にしよう」といって飛び込んだ店が当たりだった。

ひとクラス上のデザインのものが多い。

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手のかかる方法で作ってあるためけっこう割高だが、優美な色づかいが目を引く。

下の写真のなかからひとつ選んだんだけど、どれでしょう。

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なんて勿体ぶるものじゃないね。こういうのを買ってきました。

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壁に色がよく映っているが、紺・青・水色・紫・黄緑色の組み合わせに清潔感があり、衆議一決となった。

これを起点として、次回は別種の色や形のものを選ぶことになると思う。

妻がずっと以前から欲しがっていて、私も大好きなランプ。ぎりぎりのタイミングで納得できるものと出会えたから、それだけでもけっこういい旅になったと思う。

ちなみにこうしたランプのガラスはとても丈夫なので「ほらっ踏んづけても割れましぇん!」と実演してみせるランプ屋が多いから、まあ彼らの言い分を信じることにして、スーツケースで運んだ。

プチプチの上からタオルで巻いて、洋服類でサンドイッチ。タイ経由でダッカまで、無事に帰って来ましたぜ。


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