バングラデシュでの野菜消費はなかなかメンドクサイ。
ありとあらゆるものにガイジンどもがお腹をこわす原因物質や生命体が付着しているため、野菜にせよ果物にせよ、すべて消毒してから食すことが習わしだ。
うちでは買い物から帰るとただちに作業をおこなう。
たらいに水を張り、水4リットルにつき漂白剤ティースプーン2杯を入れて15分。
人参やキュウリなど皮をむくものはそれでもいいが、オクラやトマトのようにそのまま食べるものに漂白剤はちょっとキモチワルイので、酢をつかう。
酢はティースプーンどころではない量をじゃぶじゃぶ投入。仮に酸っぱさがしみ込んだからといって、むしろ体にいいものだから、しっかり殺菌しておく。
ただ、葉物はちょっと難しい。
とくにレタスのように襞(ひだ)のあるものは奥まで殺菌する必要があるが、どこまでできているのかわかりにくく、すすぎも大変。
それ以前に、当地では流通過程での扱いが荒いせいか、傷んでいるものが多く、なんとなく食欲がそそられない。
このため野菜が主食といっていいほど大量に消費する私たちは、バングラへ来てから葉物を食べる機会が激減してしまった。
この悩みを(ある程度)解決してくれる新兵器が我が家では稼働しはじめた。
水耕栽培の装置。エアロガーデン社がアメリカで売りまくっている。
装置に水と養液を満たし、たまに補充するだけで、野菜がむくむく育つ。
上部のLED照明が一日に十数時間、人工の太陽光を発することで、発育をスピードアップさせるのだ。
(日本には並行輸入品が入っているようだが、価格がけっこうしたり、蛍光灯式で小型の旧タイプだったりする感じ)
タネは、プラスチックの枠に納められたスポンジのようなものに入っており、これを装置に挿しこむだけ。
タネのセットもエアロガーデン社から買うが、割高で種類も限られていることから、自分の好きなタネを単体のスポンジに入れて育てるのが正解。
タネをセットしたら観察日記をつけましょう(笑)
2日ほどで可愛らしい双葉が顔を出し、5日目にはこんなになった。
タネには「サラダグリーン」と書いてあったが、そういう菜っ葉があるのかね。
9日目の現在はこんな感じ。
あと何日で食卓にのぼるのかわからないが、日に日に伸びる姿を見るのは楽しい...
というわけで、栽培装置は私のデスクのすぐ横に置いてある。
ときどき装置の中から、根っこに水をかけるチョロチョロという音が聞こえてきて、たいへん和むのである。
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コメント
コメント一覧 (4)
他人事ながら・・・。
そのサラダグリーンは多分、7月2日には収穫できるでしょう。
は、まったくの嘘っぱちですが、
人間と生まれたからには、ロマンチックな詩人かアーチスト?との本人の思いを裏切り、日々数学的人間に完成しつつある自分。
何としても、ふたりづれさんの種まきから、収穫の日までの日数を知りたい!!
それは置いておいて、元気そうないつも通りのふたりづれさんのメンタル状態「想像ではあるが」に、喜んでいます。
ぬかるな!!
ふたりづれ
がしました
困難は面白いを生む。。
ふたりづれ
がしました